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ゴーストライターは悪か?

“ゴーストライターは悪か?これは結論から言うと「すべてのゴーストライターが悪ではない」です。じつはゴーストライターという言葉は、しっかりとした定義のある言葉ではありません。広く頒布されるタレント本の代筆を行うゴーストライターがいれば、口述筆記や編集、リライトを行うゴーストライターもいます。つまり、ゴーストライターとはある種のバズワードであるといえるでしょう。
悪質なゴーストライターとは、法律に抵触するゴーストライターです。タレントの自筆エッセイの代筆や、ミュージシャン自身の作詞とされる楽曲のゴーストライターなどがこれに該当します。そういった本やCDを購入する人は、そのタレントが、ミュージシャンが創作した作品だと信じて購入します。それなのに実際はまったく知らない人物が創作した作品であるとしたら・・・。そういうことです。
逆に口述筆記なんかを悪とするならば、自分で執筆できない身体障碍者や高齢者は創作が不可能になってしまうでしょう。そういったゴーストライターは悪どころか、社会に絶対に必要な存在といえるでしょう。”

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